俗物と言われようが

あれだ、申し訳ない。なんだかとっても申し訳ない気持ちでいっぱいなので先に謝っておくが、巡り巡って吉川ひなのがいいと思う今日この頃だ。吉川ひなのがいいと言うか、吉川ひなのの胸の谷間メインで吉川ひなのの評価があがっているのが正直なところだ。そんなことで今日は職場の人と、ひなの有りか無しかで最初は仲良く話していたのだが、最終的に軽く言い争いになった。なんて心が狭い奴だ、あいつは。

あとhitomiのヌードに照れたりする今日この頃だ。hitomiのヌードの後ろでピースをしてこっそり立っていたい、なんなら四つん這いになっている俺にまたがってもらいたい。そんな気持ちにすらなる。

日焼け止め

嫁がね、俺が息子と散歩に行こうとすると、

『日焼け止め塗れよ!おら!』

と怒鳴るんですよ。私はほら、知ってるかどうか知りませんけどね、温厚な人間ですよ。俺が風呂だとしたら老人がどこからともなく寄ってきては『あー、極楽極楽』と言いますよ。雪山で遭難した人が私で暖を取って助かったこともありますよ。俺の横においてあったかき氷が3時間で溶けたこともありますよ。でもね、この一言には本当にイラっとするわけですよ。何が日焼け止めだと。何様のつもりだと。女の子ならまだしも、男の子ですよ。俺たちなんか日焼け止めなんか塗らずに育てられた世代ですよ。団塊の世代が、産んだ愛の結晶は、日焼け止めなんか塗らずに生きてきたわけですよ。だから俺はね『はいはい』と言いながら塗ったフリをするんですよ。ささやかな抵抗ですよ。すると息子が言いますよ。

『パパ、ちゃんと塗ってよー』

『ちゃんと塗れよ!おら!』

こんな世界で私は生きていますよ。

風俗

時間がが無いので指名はせず、受付を済ませ個室に通される。すぐに女がやってきた。指名しなかった割にはかなりの玉。簡単な世間話をし、プレイへ。
女の舌が上から下へ、
女の舌が上から下へ、
放射しようとすると、女がこう言った。

『ここから先は別料金なの』
『別料金?』
『そう。うちのお店は口でイクのは禁止』
『え…』
『続ける?』
『うん』
『それでは素股担当を呼んできます。お待ちください。その間にその箱に3000円入れてお待ちください』
『そんな急に事務的になら…』

女が部屋の外へ。
ちょっと前まではティッシュ箱だった箱に3000円を入れる。こうやって見ると割れ目が卑猥。待っている間、萎えそうになるのを精神力でカバーする。

ガチャ

扉が開く。
『素股担当で…あっ!』
『ひっ』
入ってきた素股担当が嫁だった。沈黙。

『見なかったことにします』

嫁が沈黙を破った。



目が覚めた。
喉がカラカラだった。

ババァ

ゆうちょのATMでお金をおろしたんですよ。ATMだけの小屋なんですけどね。で、職場に戻ろうとしたら傘が無いことに気付きまして、あ、さっきのATMかな、と思って戻ったら6人くらい並んでましてね。一応外からでも機械のところにかかっている傘は見えたので、どうしようかな、と思ったんですけど、さすがに傘くらい機敏に3秒で取れますからね、先頭に並んでいる女性に、

『すいません、あそこにある傘だけ取らせてもらえますか?』

って声をかけたんです。その人も『はい』って言ってくれたのでお言葉に甘えて、その人の前に入らせてもらったんです。そしたらですね、4人くらい後ろにいたババァの奴がね、

『ちょっと!』

と叫ぶんですよ。俺はその叫びを背中で受け止めましてね、カッチーンと来てしまって、素早く傘を掴んで出てきて、そのババァを久々に真剣に睨んでしましたよ。

でもよくよく考えてみたら、俺は、割り込みしなさそうか割り込みしそうかで言ったら、人を見た目で判断するのはよくないですけど100人に聞いたら93人は割り込みしそうと言うルックスかな、と思いまして、ババァに悪いことしたなのと反省したのです。

割り込み思想家。
なんか、イヤですね。

はてな市民になりました

山手線での出来事です。大崎にて扉が閉まりかけた時、一人の小太りが駆け込み乗車をして扉に挟まれました。扉が開いて、その男は乗れたのですが、小太りはスーツにリュックという私にとってはありえない出で立ちでした。一息ついて彼は肩から小太りリュックを網棚の上に置いたのですが、そこで事件はおきました。

カタカタカタカターー

リュックから、何かが大量に落ちたのです。大量に落ちたうちのいくつかは神棚に座っていた男女にも直撃し、その何かは床に散らばりました。

ガムでした。

小太りはリュックの中にボトルガムを入れていたのですが、ボトルガムの口は開いたまま、それを入れておいたリュックのチャックも開いたまま、全てがその小太りのだらしなさを象徴するかのように開けっぴろげであり、それが要因となって発生した都会の盲点のような事件でした。 問題は、ガムです。床に散らばったガムです。付近のみんなが散らばったガムを見つめています。小太りを見つめています。マネキンのようにみんなが固まっています。張本人も含め、ガムに比較的近くにいる人は、

『これは拾うべきか』

と悩んでいるのです。だって床に落ちたガムですから。すなわち、もう、ゴミですから。でもそれをまだみんなゴミとして認識していないのです。ひとりの女性がガムを拾いだしました。すると隣にいた男もガムを拾いだしました。みんな呪縛から解かれたかのようにガムを拾いだしました。もちろん小太りも自らガムを拾いだしました。小太りは、自ら拾ったガムや、拾ってもらったガムをそのままボトルの中に戻しました。 『すいません!すいません!』と言ってました。

私は、比較的その現場から離れたところで座っていたのですが、この比較的現場から離れたところの3、4人が一部始終を見ながら携帯電話を取り出し、何かを打ち出したのです。その時に、彼らに対して非常に親近感が湧きました。みんなきっと、ガム、ガムって打ってるんだろうなと思うと、ちょっと心が暖かくなりました。

ABC

ピンクのバッチでももらおうかとマックに行ったら既にそんなキャンペーンは過去のモノになってしまっていて、無駄に買ってしまったクォーターパウンダーを頬張りながら喫煙席に座っていたのだが、夏休みだから禁煙席側は子供や子供連れでごった返していて、喫煙席ではヤンキーと廃人の中間層のような面々が3人で8席くらいを確保しており、そこに禁煙席に座れなかったババァの3人組が『煙いわねー』『人のいるとこじゃないわねー』などと言いながら入ってきて、禁煙と喫煙の隔たりのドアを開放したままにして換気をしようとして、そのドアを閉じようとする店側とちょっとした諍いになり『しょうがないじゃない!』などと言っているのを耳で聞きながら、普段、俺が対応に苦慮している方々の私生活を垣間見た気になって、それでも他の客の視線が痛かったのか、ババァ達は大人しくなって、遺産相続の話などをしているのである。とにかく意識しなくとも会話が耳に入ってしまうのだが、このABCという3人はAがいなけきゃBとCでAの悪口を言い、BがいなけりゃAとCでBの悪口を言い、Cがいなけりゃ(ry)の典型のような3人だと思った。

久々にマックを食べると、なんだか急にカロリーを過剰摂取してしまった残念な気持ちになって海沿いまでの遊歩道を早いペースで往復し、じんわりと汗がにじんできたのでトイレに入ってギャツビーのデオドラントシートで体を拭いた。首の後ろに汗疹があって、そこがえらくしみた。